Arashiology

大野担の嵐オタクによる嵐論

附章三

All I can do is wait and see できることは、見守ることだけ 21年目の各プロジェクトに加えて、ニノの結婚にまつわるゴシップ、不仲説といった(無用の)話題を振りまくなか、嵐は「5×20」コンサートオーラス前の記者会見で、さらにスケールの大きいプロジ…

附章二

But, he hasn't changed at all けれど、彼は何も変わっていない 嵐の活動休止までのあいだに、第二、第三の衝撃波があるかもしれないとは思っていたが、こんな形でくるとは思わなかった。 2019年11月12日、ニノが結婚を発表した。 発表当初、私は、ニノが完…

附章一

The world is no longer the same すべてが変わってしまった 2019年1月27日、嵐が衝撃的な発表をした日からほぼ一年が過ぎた。 振り返ってみれば、長かった気もするし、あっという間だった気もするが、この一年で嵐の状況も自分の気持ちもずいぶん変化した。…

終章

Conclusion おわりに 解散という嵐の結論は、事務所に報告して話し合うなかで、休止という形に落ち着いた。 当初は、「休止と言っても、実質的に解散でしょ」という意見も多かったし、今でも、「実質的な解散」を前提としたウェブ記事をたまに見かける。 確…

第十二章

What made them decide that? 彼らは何を思って休止を決断したか 大野くんが嵐をやめようと決断した背景には、危機感があったと私は推測する。 それは、自我を見失いそうな危機感だ。 若い頃から常に違和感はあっただろうが、特に嵐がブレイクしてから、その…

第十一章

The Universe in his brain 大野くんの頭の中 これまでに、ジャニーズをやめようと思っていたと何度も発言してきた大野くん。 そのたびに、デビューが決まったり、10周年をお祝いされたりして、自分の気持ちを収めて状況を受け入れてきた彼が、ついに行動に…

第十章

Another face アイドルの恋愛と結婚 嵐のファンは多いが、嵐と結婚できると思って応援しているファンはそう多くないだろう。 それにもかかわらず、嵐メンバーの熱愛報道が出るとファンはショックを受ける。 ツイッターに「愚痴垢」をつくり、かわいさ余って…

第九章

Blind love, the way they love him アンリーという存在 五人五様の魅力を持つ嵐には、老若男女様々なファンがいる。 五人一緒にいる時の楽しそうな雰囲気が好きな人、特定のコンビにやたら萌える人、自分の推しメンバーしか目に入らない人。 嵐がグループで…

第八章

He is a genius, don’t you think so? 天才でしょ、あの人? 嵐の最年長と最年少、大野くんと松潤のコンビは、じいまごコンビと呼ばれることが多いようだ。 たかが三歳程度の年の差で「じい・まご」と呼ぶのもいかがなものかと思うが、某占い芸人が大野くん…

第七章

The world filled with love and peace 優しい世界 嵐の天然コンビこと、大野智と相葉雅紀。 彼らについて考える時、私の頭にはあるイメージが浮かぶ。 アニメ「妖怪ウォッチ」の人気キャラクター、コマさんとコマじろうの兄弟だ。コマさんは、神社の狛犬を…

第六章

Just looking at him makes me cry 翔ちゃん見るだけで泣いちゃう 嵐用語の基礎知識。 嵐の年長組である大野智と櫻井翔のコンビは、山コンビまたはお山と呼ばれている。 いつ誰が呼び始めたのかは不明だが、「嵐」という漢字を「山」と「風」に分けると、「…

第五章

No one can be his buddy, except me あの人いじっていいのは俺だけ 大宮コンビについて考えてみよう。 同じようなサイズ感で、無意識に身体が触れていることも、ボディタッチも多い二人。テレビの収録中だというのにこそこそ話したり、ニノが子供みたいなち…

第四章

Their act, their role 役者としての彼 大野担が大野くんにハマるきっかけは、ダンスだったり、歌だったり様々だ。 確かに彼のダンスは軽やかで、バレエを彷彿させるようなターンはもう絶品だ。歌だって、アイドルを名乗るのが許せないくらいのテクニシャン…

第三章

I want to know more about him 彼のことをもっと知りたい 「魔王」を見終わって1週間ほどは、ドラマの世界から抜け出せず、ふとした瞬間に成瀬領の11年間に思いを馳せるような日々を送った。公式サイトの視聴者からの書き込みも、最初から最後まで舐めるよ…

第二章

First impression ありふれた出会い 私が嵐をまともに認識したのは今から10年ほど前になる。 海外生活を始めて数年が経ち、環境の変化に慣れる一方で、日本の情報から取り残されていると感じた私は、あるとき日本のドラマでも見てみようかなと思い立った。そ…

第一章

Finally, the day has come ついに、その日が来た 最近、嵐の心の中に思いを馳せる時間が増えた。 それは忘れもしない2019年1月27日。前夜に飲みすぎて寝坊していた私に、相方が「ねえねえ、嵐が活動休止だって」と爆弾を落としてからだ。 寝ぼけながらその…

序章

Preface はじめに 私は大野担の嵐オタクである。 嵐にハマって10年ほどになるが、そのほとんどの期間を海の外から応援している。 嵐愛を叫べる同僚がいるわけでもなく、身近に嵐論を語り合えるオタ友がいるわけでもない。 嵐ファンのツイッターやブログは見…